中学受験と高校受験 どっち?(②広島市の場合)
中学受験と高校受験どっちが正解?その②として広島市の場合を分析してみたいと思います。
広島市の2021年の難関大合格者数と卒業数、募集定員を並べました。
難関大の定義は東大、京大、一橋大、東工大と国医としています。
(旧帝以下はしんどいので省略)
*1広島学院の東大理Ⅲの3名は重複せず、1名でカウントしてます。
*2卒業生数が不明な高校は(人数)とし募集定員を記載しています。
広島でも上位は中学受験校ですね。難関合格者数で附属が学院を超えたのは過去数十年で初めてかも?
【訂正】
学院の国公立医学部の人数を間違えていました。比率では学院の方が良い成績でした。
難関大合格者で見ると公立トップの基町高校でも中学受験の中堅校である修道高校とほぼ同等。比率でみると修道高校以下でAICJとほぼ同率です。
上記を広島市全体の中学・高校の募集定員別に分類すると以下になります。
高校からの募集もある学校は難関大合格者を定員比で分けたので端数が出てます。
ざっと10倍の開きがあります。
次は同じく、難関大に合格者を出しているTOP13の募集枠でみた場合です。
こちらでも2倍以上の開きがあります。
募集定員は中学受験枠が1割程度大きいですが、合格者数は2.5倍の開きがあります。
難関大を目指すのであれば合格率5%以上の高校を目指したいところ。
高校受験組では附属、基町、修道、AICJです。
合格率5%以上のTOP6校の募集枠と全体の募集枠を表にしたものが以下です。
以上から金銭面を無視すれば、中学受験を選択するのが順当です。逆に高校受験組で難関大合格は非常に難しく、まずは附属・基町を目指すこと自体がハードモードで更にその中で中学受験組が先取り学習している分野を圧縮し2年半で追いつく必要があります。(このあたりは次回)
旧帝以下や広大で合格者は基町や舟入が強いのでは?などご意見はあると思いますが、難関大に限定すると中学受験層の方が、高校受験層よりも高い実績があるのは明らかです。旧帝以下はまた別の機会に考察してみたいと思います。
次回は実際のカリキュラムについて考察してみたいと思います。